任意整理の注意点
任意整理の注意点
- 依頼者のご希望は当然お伺いしますが、手続の選択は客観的に判断します。
任意整理を希望されても必ずしも任意整理ができるわけではないということをご理解下さい。
返済の見込みが立たないのに、たとえば自動車を失いたくないなどの理由で強引に任意整理をするようなことはできません。
- 貸金業者の金利によっては、引き直し計算を行っても、大幅に債務が減らないことがあります。
以前からクレジット会社のキャッシングでは法定金利内での貸付が多く、引き直しをしても残債務は減らないことが多いです。
また、改正貸金業法で、グレーゾーン金利が撤廃されています。
一度、契約書や明細書で利率をご確認願います。
- 任意整理は債権者と合意ができなければ成立しません。
貸金業者によっては強硬に一括弁済しか受け付けなかったり、将来利息を要求してくる場合があります。そのような状況で和解に至らなかった場合は、個人再生や自己破産に方針を変更せざるを得ませんので、ご了承ください。
- 住宅ローンそのものを任意整理はできません。
返済猶予などの条件変更は、ご依頼者のほうで金融機関とお話いただくことになります。